IMPSレーシングは今年この全日本ダート耐久2009シリーズ戦に参戦することになりました。全日本ダート耐久2009 参戦記
耐久レースには1年間のブランクがありますが、このたび発表・販売したスズキジムニーJB23W専用のサスキット ZERO LINE R1の性能がどこまでレースに通用できるかのテストも兼ねております。
この第一戦は2009年5月24日柏崎市の海岸での開催。
もちろんサンドコースです。なかなかこのような場所を日本で思い切り走ることが少なくなった現在とても貴重なデータを収集できると思っております。
このシリーズのジムニースポーツクラスにエントリーしています。
今回はジムニースポーツクラス 3台 ライトスポーツクラス 4台 オープンクラス 14台 合計21台の参加です。
ジムニーのクラスは30分2ヒート 60分でしたが、混走60分2ヒートに変更です。
さあ大変60分のつもりだったのでガソリンがない。インターバルで購入する事にしました。
あとは頑張るだけ!
スタートグリッドは主催者の判断で決定。我々は21番グリッド。
グリッドにつくと凄い眺めです。なんたって前に20台レーサーがいるのですから・・・
スタート10秒前!ちょうど私のグリッド正面にスタートフラッグ日章旗がよく見えます。
3・2・1と自分でカウントしてドンぴしゃりスタート!
もの凄い砂煙が迫ってくる。まるで竜巻みたいです。スタートの争いに巻き込まれ事故がいやだったのでゆっくり様子を伺いながら、ライバル車を探しながらドライビング!
しばらくすると前方4、5台のところにライバルJA11が2台いる。
流れが出来るまで無理をせず走ることにした。3週目あたりで田口選手の彩SPLが凄い速さであっという間に我がジムニーを抜き去って行き、続いて2番手のレーサーが3番手のレーサーが・・・・
なんか私のハートに火をつけてくれました。全然クラスガ違うのですが・・・・
そしてピットサインもGO-GOです。益々火が付いてきてペースアップ!
まもなくライバルJA11を捕らえる。しかしサンドは抵抗があってなかなか加速してくれない!
しかし,そこはゼロラインの見せ所、徐々に加速して行き2台を抜くことに成功。
さらにペースアップしどんどん周回していきました。
ゼロラインをサンド用にリセテリングしたお陰で車はもの凄く調子がいい。全日本ダート耐久2009 参戦記

S字コーナーに差し掛かったとき前を走っていたオープンクラスの車両が突然ストップ。間に合わないドーン。グシャリ。フロント右が前車に刺さってしまった。
ラッキーな事にラジエーターは無事だ。
「バックして脱出だ!」
「全然動かない!」
「このままスタックしてしまうぞ!」
いやな予感がしたが今度は前進だ!すると前のレーサーを押しながら脱出成功!!!
ヤッター!しかし何かフロントあたりで音がする?
でもそんないやな音ではないのでそのまま頑張る事にした。
サインを出し、フロント右を見てくれと・・・帰ってきたサインはGO!GO!だけだ????
ピットを信じてそのまま続行。なんか疲れがぶっ飛ぶ!
あっという間に1時間が経過し1ヒート目は無事終了!クラス1番でした。

そこからが大変ガソリンを買いに行かなければならないし、車を修理しなければならないし、慌しいピット。
落ち着いたところでぶつかったあとのピットサインはなんでGOだったの聞いてみたら全て双眼鏡で見ていましたとのこと。なるほど!
全日本ダート耐久2009 参戦記全て順調に進み、2ヒート目のミィーテング!こうして、ああしてと・・・
ふとライバル車を見るとバーストしている。相当無理をしているらしい?
我々も空気圧は1.0㌔なので気をつけよう!路面も凄く荒れているところが多くなってきているし・・・
いよいよ、2ヒート目がスタート!1ヒートの成績順でスタートだ。
我々のジムニーは一体総合で何番目なんだろう?ナント7番だ。凄い!
さらに頑張ってみようかと思い始めてきた。なんか疲れが吹っ飛ぶ!
インターバルでゼロラインのショックがあっという間に冷え益々調子が良い!
もうジムニークラスは貰ったと思い始めてきた。またハートに火が付いてしまったらしい!
もう少し頑張ってみようかなと思い始めてきた。
徐々にペースアップすることにしたが、しかし完走しなければならない。そんな葛藤をしながら走行。
だんだんコーナーのところが深くえぐれてきて、ジムニーがすっぽり埋まってしまうぐらいのギャップ?全日本ダート耐久2009 参戦記
になってきてさらに難しくなってきた。でもゼロラインは頑張っている!
ペースもさらにアップ!コースラインも少しずつ変更しながら走行。
残り10分。さらにペースを上げてデーターをと思い、アクセルを開ける・・・
何とか無事ゴール!
いつ何回受けても心地よいチエッカーフラッグ。
強烈な路面コンディションのなかまったく問題なく機能してくれたサスペンションZERO LINE R1
ZERO LINEのデビューウイン!クラス優勝!周回数80周!
ZEROLINEサスペンションの詳細はこちらで

総合でも正式ではないが多分5位ではないかと思う。
走った距離も38.4キロ×2ヒートでした。
このシリーズベストなスタートを切れた。
応援して頂いた皆様に感謝いたします。
次回はJランドオフロードコース 6月21日です。
               
              IMPSレーシング代表 関根 紳雄
全日本ダート耐久2009 参戦記

全日本ダート耐久2009 参戦記
GPSで位置情報を記録しgooglemapでポインティングしたコース図です。
左側途切れているあたりがピットでした。

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